16年前の夏、ハンガリーで芽吹いた奇跡。

2015.01.20 Tue TEXT:BANANA CATEGORY:column

今から16年前、1999年の夏。”SOLIPSE”という皆既日食のパーティーがハンガリーで開催されました。
Electric Universe、Star Sounds Orchestra、S.U.N. Project、Total Eclipse、X-Dream、Etnica、Mix Master Morris、日本からはDj Tsuyoshiなど錚々たるアーティストが出演していました。

ハンガリーのトウモロコシ畑に囲まれたOZORA村に、皆既日食とサイケデリック・ミュージックを分かち合うために世界中からトラベラーが集結したのです。

80年代後半に起きた"セカンド・サマー・オブ・ラブ"によって花開いたカルチャーは多種多様な混交の後、鳥が果実を食べ遠くへと運ぶように、その種はトラベラーの音楽であるサイケデリック・ミュージックとカルチャーによって世界中に飛散。90年代中〜後半のインターネットの普及と共に、世界的な広がりをみせていきました。

1999年といえば、世界的にもTRANCEパーティーが隆盛を迎えようとしていた時代。
皆既日食という超常的な自然現象と、人々のポジティブなエネルギーが重なり合い、その種はO.Z.O.R.A. Festivalと名前を変え、以来、様々な困難を乗り越えつつ、大地に根を張りました。

そこでは音楽のみならず、様々な作品の展示や体験型のワークショップ、多彩なファッション、グッズを扱うマーケットが、人々の生活と一体となって展開されています。
一週間にわたり、音楽とアート、カルチャーを分かち合う夢の楽園。
ライフスタイルとしてのサイケデリックカルチャーが息づき、今や世界中から3万人もの人々が集う巨木。それがO.Z.O.R.A. Festivalです。

1月24日土曜日。
そのO.Z.O.R.A. Festivalのオフィシャルパーティーが東京・新木場ageHaで開催されます。
本国のオーガナイザーも来日し、日本中から、そして世界中から祝祭にオゾリアンと呼ばれるトラベラー達が集結します。

日本初開催のスペシャル・パーティー。
そのエネルギーの一片にぜひ触れてみてください。

「この世界に天国があるなら、それはO.Z.O.R.A.のことかもしれない」

1/24のO.Z.O.R.A. One day in Tokyoでは、集まった皆さんの交流の場になるよう、アート作品の展示やワークショップ、多彩なマーケットエリアが展開される予定です。
ぜひ、現在の音楽フェスティバルの一つの大きな源流であるサイケデリック・カルチャー、それも世界的に奇跡的なまでに美しいコミュニティを形成したO.Z.O.R.A. の空気に触れてみてください。

特設サイト

http://ozoratokyo0124.tumblr.com/

このパーティーを体験した4人の日本人の皆さんによる当時の貴重な写真と素敵なメッセージが上記特設サイトに多数掲載されています。ぜひご覧ください。
(一部を許可を頂き転載させて頂く)

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