刑務所でスペイン語で歌うことを覚え、そしてキューバ音楽に出会い、ハバナに恋をした。| Mateo Stoneman

2014.02.16 Sun TEXT:BANANA CATEGORY:column

言葉や音楽との出会いによって、そして実際に新しい場所への訪問によって生まれる感情はある。

そして、スピードが上がりすぎた生活の中で、見落としがちな、愛おしいものを見つめる大切さ。

そんな本当は当たり前のことを思い出させてくれる素敵な優しい音楽。

"特に僕はハバナが好きなんだ。キューバではいつもハバナにいるし、そこはまるで僕にとっての最愛の女性みたいな場所なんだ。帰国する時にはいつも泣きそうになるし、いつでもすぐにハバナに戻りたいって思うんだ。

キューバでいつもすること...、そうだね、僕にとっての最大の楽しみは、単純にハバナの通りを一日中歩くことかな。「Recordare」って言う曲があるんだけど、そこで僕が歌っているのは、僕がどうやってそのユニークで、美しい通りの雰囲気を自分の心に刻んでいるかなんだ。例え疲れで足が痛くなっても、特に方向も決めず歩き、招かれる方へと角を曲がり...、そんな歌なんだ。キューバは、アメリカの経済制裁のせいで、50年もの間、色んな物が修理されず、塗り直されずにいて、毎年建物が崩れて行くんだ。それでも、そこは魔法のような場所だよ。子供達はバットやボールが買えないから、木の枝やペットボトルのキャップを使って、いつも通りで野球をしていたり、人々は通りにテーブルを置いてドミノをやってたりね。夜には、通りから色んな家庭の風景が見えてくるんだけど、それぞれみんな違っていて、古いアメリカの絵画や、ソ連から家具なんかが一緒にあったりね。アパートなんかもみんな違っていて面白いけど、キューバでは似たような、流行のシャツとかズボンを履いている人たちは見かけないと思うよ。彼らが来ている者は、旅行者にもらった物だったり、旅行者が置いて行ったような物が多いからね。"

via productiondessinee.com

About Mateo Stoneman

ニューハンプシャー生まれ、現在はロサンゼルスとキューバを行き来して活動を続ける男性SSW。アメリカンドリームを夢見て移住したL.A.では窃盗容疑で全てを失い服役。

その時、ラテン音楽の素晴らしさに目覚め、スペイン語で歌い始めた頃から彼の人生は一変。

出所後は、LAのストリートを中心にライブ活動を続け、『The Cuanto Cuesta Show』(ラテン系の「アメリカン・アイドル」的人気オーディションTV番組)に毎週出演した事や、その興味深い経歴が大手新聞各誌で紹介されるようになり、一躍誰もが彼のことを知るようになる。その甘く繊細な歌声と美しい旋律で奏でられるボレロは、一聴で聴く者を虜にしてしまうほどに魅力的で唯一無二。

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