巨大フェスティバルのダークサイド。 -周辺地域に起こる水質・地質変化について

2015.01.20 Tue TEXT:BANANA CATEGORY:column

海外の巨大フェスにおけるダークサイド。周辺住民に起こる水質・地質の影響について。
つまり薬物ドラッグにおける水質、地質汚染率についての興味深い研究がEnvironmental Science & Technologyジャーナルに研究発表された。
http://pubs.acs.org/stoken/presspac/presspac/full/10.1021/es503944e

素晴らしい音楽体験と素敵な出会いを生む一方で、フェスは騒音被害だけでなく、周辺の川や土にドラッグ成分(エクスタシーやケタミン)が検出されることがあるという。
浄水の過程である程度は取り除かれるが、取り除かれずに私たちの飲み水のなかに含まれていたり、魚の体内にも摂取されているという。

とりわけ研究者たちが興味を示しているのは、ある特定のイベント(例えばアメフトの試合、週末の街のイベント、観光地等、いろいろあるが。)ではそのような周辺の川や土に薬物の検出が急激に上がるということ、または水質自体を変化させてしまうことがあるという事実である。つまり「音楽フェス」に限らず「イベント」で起こるということ。

たとえば台湾。
南部の観光地 恒春鎮(こうしゅんちん )古城が有名で、週末になればたくさんの人が訪れる。
ゴミなどによる土壌汚染はみられるが、一時的なもので、薬物の検出は少ない。

一方で台湾随一の音楽、アートフェスである「Spring Scream」では事情は少々異なってくる。

台湾南端のリゾート地 白い砂浜とビーチで知られる墾丁(ケンティン)で、三日間のべ60万の集客を誇るフェスであるが、そこで調査された1日分のサンプルからは、「エクスタシー」「ケタミン」「カフェイン」などfun drugと呼ばれる来場者によって持ち込まれ、摂取されたものである可能性の高さを示す量が検出された。

その他、大学の周辺からはアンフェタミンが「期末テストというイベントの最中」に多く検出されるという。
おそらくは集中力アップのためと思われる。 そしてコカインやエクスタシーはイベントの多い週末のロンドンに多く検出されるという。

つまり、音楽フェスティバルが無くなっても人が1ヶ所に一同に集うイベントがある限り、ドラッグ問題は解消しない。

だから音楽フェスティバルは問題ではないと言っているのではない。
音楽フェスティバルは総数を足し上げると地球上でもっとも巨大なイベントの一つである。
そこでもたらされる影響(それは個人一人ひとりに紐づく)のダークサイドをどう認識し、どう産業が、そして地球が焼き畑にならないようにするかを考え、サスティナブルな形を作らなければならない。

そのために何をしたらいいか?

まずは事実を知ること。

全然クールでもセクシーでもない、too muchな遊び方を否定すること。

新しいルールを設計すること。

様々なアプローチが必要だと考えるが、あなたはどんな意見をお持ちだろうか?

PRODUCTS

HUMAN

  • ※貸切バスでフェス・ツアーを企画でしたらBANANA系列のbusketをご利用ください。 https://busket.net/order

  • ※貸切バスでフェス・ツアーを企画でしたらBANANA系列のbusketをご利用ください。 https://busket.net/

  • ※貸切バスでフェス・ツアーを企画でしたらBANANA系列のbusketをご利用ください。 https://busket.net/

  • She wants a man, not just a boy

  • Like rain and sun, like cold and heat