2014.02.14 Fri TEXT:BANANA CATEGORY:column
1974年8月7日、フランスの大道芸人フィリップ・プティは、当時世界一高いビルであったNYのWTCの ツインタワーに鋼鉄のワイヤーを張り、 その上を綱渡りで歩いた。
地上110階、高さ411m、という巨大な2つの建物の間にワイヤーを渡して、その上を歩いたのだ。
命綱はない。
これに気づいた警官が止めさせようと駆けつけたが、 プティはそのまま45分もの間、ワイヤーの上で優雅に踊ったり、寝そべったりしてみせた。 その後、自ら逮捕され刑務所に入れられたが、最終的に釈放された。
許可なく綱渡りをするという違法な行為でありながら、 プティのまるで夢を見たかのような綱渡りを見た当時の人々は、この事件を「今世紀最大の犯罪芸術」と呼んだのだった。
「人生はエッジを歩いてこそ価値がある。
反骨精神を持たねば。
社会の規則に慣らされることを拒み、
出世を拒み、繰り返しを拒む。
日々すべての発想を、真の挑戦と受け止める。
そうすれば人生は綱渡りになる。」
via "MAN ON WIRE"