カニエ・ウェスト×ベルリン “The Life Of Pablo pop-up store” フォトレポート

2016.09.08 Thu TEXT:Yukiko Yamane CATEGORY:report

それは突然だった。18日にツイッター上で突如アナウンスされたポップアップ告知。瞬く間にベルリンの会場が発表、032c WORKSHOPと聞いて納得の一言だ。

カニエ・ウェスト“The Life Of Pablo”ポップアップストアが 8/19, 20, 21の週末3日間限定、世界21都市にて同時オープン。NYをはじめとする全米13都市に加え、トロント、ロンドン、ベルリン、アムステルダム、シンガポール、シドニー、メルボルン、ケープタウンが選ばれた。

”The Life Of Pablo”は7枚目のアルバムであり、今回のポップアップではこの作品のマーチャンダイズに加え、同じレタリングを使用した各都市限定アイテムを展開。アイテムカラーも都市毎に異なるため、コレクターにはたまらないだろう。 ベルリンは8/19, 20の2日間限定オープン、アイテムカラーはベージュとホワイトの2色展開だ。

さすが情報化社会、急な告知にも関わらず、FacebookやInstagram等で一気に拡散され、オープン前から会場には多くの人が押し寄せた。会場が小さいこともあり、入場制限を設けられたため、エントランスには長蛇の列。その光景はまさに週末のクラブを彷彿とさせた。

混雑を避け、会場に足を運んだのは19日19時。初日のピークを乗り越えたスタッフ達はリラックスムードでピザを頬張り、一服していた。少し落ちついていたものの、容赦なく会場には次から次へと人が集まってきた。

エントランスではスタッフが商品のプライスリストを配布。

ガラスケースに陳列されたアイテムを品定めするその手にはプライスリストとスマートフォン。

というのも、ここでは基本的に試着は御法度。完全ポップアップ限定販売かつオンラインでも購入不可能なため、eBay等ではすでに転売ビジネスがスタートしていた。 店内BGMはもちろんKanye West。客層も幅広く、キッズからスーツ姿のサラリーマンまでミックスされた空間はとても新鮮に感じた。

レジもペースが途切れることは無かった。この日はカード決済が出来ないとのこと。

会場を去るとき、ふと隣りの敷地内に目を向けると、家族や友人を交えたガーデンディナーが開かれていた。こういったミスマッチな光景が、ベルリンらしく、訪れた人々を魅了する1つの要因なのだろう。

Photo by Yukiko Yamane

ライタープロフィール:山根 裕紀子 (YUKIKO YAMANE)

2012年よりドイツ・ベルリンへ拠点を移し、PRライター&コーディネーター、アーティストとして活動中。刺激的なベルリンカルチャーにますます惹かれる中、2015年より、新たにコーディネート・ライター業をスタート。現在men's FUDGEにて連載を持つ。ガイドには載っていないコアなエリアやローカルネタ、移り変わりが激しく混沌としたベルリンのアート・ファッションシーンを独自の視点で発信。雑誌等の取材・アテンド・通訳をはじめ、国内外のアーティスト・デザイナーとの撮影やポップアップショップのオーガナイズ、ファッションウィーク・トレードショーのアテンドなどを中心に、日本とベルリンの架け橋としてマルチに活躍中。

Website: http://www.yukikoyamane.com
Contact: yyy.yamane@gmail.com

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