2016.04.02 Sat TEXT:kana CATEGORY:column
3月の第二日曜日からサマータイムに切り替わり、一気に日が伸びたベルリン。黄金色に輝く日差しはとても美しく、暖かく、みんなを幸せにする。あとはもう天国のような夏がやってくるのを待つだけである。
そんな最高の季節を目の前に、ベルリンが世界に誇るローカルクラブたちの自慢であり、最高のロケーションを与えてくれるオープンスペース”Garden"を紹介したい。
4月〜5月にかけて、祝日や特別なイベントを抜かし、気温が20℃を超えたらガーデンがオープンするシステムとなっている。海のないベルリンにとって、シュプレー川がその代理を果たしており、ビーチ感覚を味わえる素晴らしいロケーションとなっている。 ベルリンへ訪れた際は是非体感して欲しい。ただし、入れる保証はどこにもないので、自力で楽園をゲットして欲しい。
巨大なホールを所持するArenaが運営するBadeschiffは、砂浜に覆われたブースに、デッキチェアとまさにビーチそのもの。一番の人気はシュプレー川沿いに浮かぶプールである。ベルリナーからもツーリストからもとにかく人気で、ベルリンのシンボル的存在となっている。
Eichenstraße 4
www.arena-berlin.de
室内はそこまで広くない敷地でありながら、世界の一流アーティストが毎週末プレイしており、レジデントを務めるローカルDJたちもトップクラス。水曜日にMoodymannが登場するなど、://aboutblankでしか出来ないパーティーを数多く開催している。メインとなるガーデンが開くシーズンは無敵の人気を誇り、長蛇の列が出来る。撮影はもちろん禁止、ドアポリシーにより入れない場合があるので要注意。
Markgrafendamm 24c Friedrichshain 10245 Berlin
週末は24時間パーティー、ディスコやダブステップのパーティーが人気で、個性的でハッピーな客層が素晴らしい。ガーデンはかなりの広さで、遊具やデコレーションがユニーク。ダンスフロアーとチルアウトスペースを有意義に使える最高のロケーションとなっている。週末はどのパーティーでも長蛇の列。IDの提示を求められる可能性あり。人気のパーティーに関しては入場出来ない場合もあり。
Sonnenallee 221 12059 Neukölln, Berlin
150年前の洋館をクラブにしたChaletはシュプレー川沿いのクラブエリアでフロント的存在。伝説のクラブBAR25の創設者の1人がオープンに関わっている。木々に囲まれた広々したガーデンには池があり、ボートハウスのような木造のDJブースとバーはBAR25の雰囲気をそのままに、ベルリンならではのロケーションを楽しめる。
Vor dem Schlesischen Tor 3
イビサのクラブばかりが挙げられていたDJ Magのランキングではベスト10入りもしていなかったが、そのまま硬派1本でいって欲しいと思う。チャラさは一切なし。ガーデンも文句なしに素晴らしい。全身黒に身を包んだパーティーピープルたちが長蛇の列を作り、最長5時間並ぶことも。何時間並ぼうが世界一厳しいドアポリシーをクリアしなければ門前払いとなる。奇跡的に入れたとしてもスマホで記念撮影しようものなら強面のスタッフが飛んで来て外につまみ出されるので要注意。
Am Wriezener Bahnhof, 10243 Berlin
ある意味Berghainより入るのが困難と言われているのがここSisyphos。クラブの中心地から離れた場所にあり、いつやってるのかマメにチェックしないと分からない。無事に着いたところでもちろん長蛇の列、2、3時間並んだ上に、ドイツ語による質疑応答まである。もちろん撮影禁止。中に入れた人だけ味わえる楽園の中の楽園。
Hauptstraße 15, 10317 Berlin
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