2015.05.23 Sat TEXT:BANANA CATEGORY:column
世界中のDJやトップクリエイターたち達を惹きつけてやまない“自由と創造の街"、オランダ・アムステルダム。
世界一美術館の密度が高く、数々の名作がアムステルダムに所蔵されている芸術の街は、ユネスコの世界文化遺産財の運河が100km以上に渡って流れ、約90もの島々と1500もの橋がかけられ、さながら「北のヴェネツィア」のよう。
元来より「自由を愛する気風」をもった街には世界中からアーティストや建築家が集まり、17世紀の面影を持ったレンガ造りの街に、ポップで斬新なストリートアートという新たな彩りが加えられ、伝統と最先端が同居する都市デザインや建築の側面からも価値のある素晴らしい「芸術の街」となった。
その変化は、アムステルダムの「食」にも影響を与えた。各国からの移民がレストランを開き、それに触発され外食文化に目覚めたアムステルダムは、今や国際色豊かな「食の都」でもある。
そして、音楽の面においても、ADEをはじめ様々な大型の音楽フェスティバルが存在することでも有名であり、最近でもクラブの24時間営業のライセンス許可の話題など、常にアップデートを続けている。
そんなミュージシャンや建築家、デザイナー、現代アーティストなどがこぞって集まる自由と創造の街を楽しみ尽くすために、アート、音楽、ファッション、フード……地元民推薦のとっておき119軒を徹底的に厳選し、紹介された今一番ホットなガイドブックが、『アムステルダム~芸術の街を歩く~』である。
『アムステルダム~芸術の街を歩く~』
Author: カルロス矢吹
Price: 1,944円(税込)
ソフトカバー 160ページ
Publication: 大和書房
http://www.amazon.co.jp/dp/4479783172
宮崎県生まれ。ライター、構成作家、フォトグラファー。(株)フードコマ代表。
大学在学中より、グラストンベリーなど海外音楽フェスティバルでスタッフとして働き始める。
以降、日本と海外を往復しながら、執筆やラジオ・TVの構成を開始。コンサート運営、コンピレーション編集、美術展プロデュースなど、アーティストのサポートも行う。2012年より、日本ボクシングコミッション試合役員に就任。山中慎介や内山高志ら、日本人世界チャンピオンのタイトルマッチを数多く担当し、プロスポーツの世界にも身を投じている。著書に『のんびりイビサ』(スペースシャワーブックス)、『北朝鮮ポップスの世界』(花伝社・髙英起との共著)がある。
BANANAではアムステルダムで開催のDekmantelへの参加者も募集している。
ぜひ、アップデートし続けるアムステルダムへ!