【BANANAユーザー体験レポート】ドイツのテクノフェス<Time Warp>に初参戦してきた!!

2016.04.23 Sat TEXT:Hideaki Sato CATEGORY:report

はじめまして、関西在住のSatoです。

今回BANANAレポーターとしてドイツのマンハイムで開催されたTime Warp http://www.time-warp.de/ のレポート記事をお届けしたいと思います。

このような記事を書かせていただくのは初めてなのでオシャレになんて書けませんが、最後まで読んでいただければ嬉しいです!

Time Warpは、94年から開催されている歴史あるテクノフェスティバルの1つです。毎年4月に開催されていますが、私自身、ラインナップが毎年凄い!ということぐらいしか情報は知りませんでした。 しかし、最近テクノで踊る事がさらに楽しくなってきたこと、現在日本ではテクノメインのフェスティバルがあまり無いこと、そして世界のトップレベルを体験したいという欲が抑え切れず、今回の参加を決意しました。

フェス会場となるMaimarthalleは、フランクフルト国際空港からICE(ドイツ版新幹線)で40分くらいでマンハイムに着き、そこから乗り換えて1駅という好アクセス。電車の中はフェスに行く人々で溢れ、初対面同士で仲良くなっている光景も多く見られました。 自分が会場に着いたのは20時頃でしたが、実はこのフェス、翌日の14時まで続くのでこの時点で残りは17時間もあるわけです。それでも、エントランスには行列が出来ており、ヨーロッパは元気な人多いなぁ、とか考えつつ入場しました。

会場内は外に広い道が一本あり、両サイドに連なるデカイ倉庫のような建物が各フロアーになっていて、使われなくなった倉庫街で行われているレイヴみたいな良い雰囲気を出していました。入場してしばらくはビールを飲みながらメインフロアーにいましたが、混む前に全フロアを見て回ろうと散歩へ出ることに。

フロアーは全部で6つ、それぞれかなりの大きさがあり全フロア合計のキャパはなんと2万人!!またフロアーそれぞれに異なったライティングが施されており、その演出のすごさがこのフェスの見どころの一つであり、名物になっています。 どれぐらいこだわってるかというと、まず、フロアー1はメインフロアーの一つで天井全体に装飾とレーザーが施され、常にド派手な光線で、さすがメイン!!という手の込みよう。

フロアー2も規模はフロアー1と同規模の広さでレーザーも多数設置されているのですが、本数でというより出し方で魅せるといった手法が興味深かったです。フロアを垂直に照らすレーザーが端から順に出てきたり、フロアー前方から後方へ順に出ていったりという感じで、個人的には一番好きな演出で、テクノという音楽に一番マッチしていたと思います。

フロアー3、4、6はメインの二つに比べ小さいものの、それでもかなりの大きさがあり、ライティングもそれぞれ凝っており、フロアー3は天井から無数にぶら下がるライトが形を様々に変えるという見ているだけで面白い演出でした。

フロア4は特に特徴は無かったのですが、太いレーザーが多数配置され迫力のあるライティング、フロアー6は天井に吊るされたキューブ型のオブジェが光っており、その光景がテクノという音楽と合わさり独特の雰囲気を出していました。

そして、フロアー5は唯一のドーム型フロアー(他のフロアーは長方形)で小さかったが、ガラス張りになっていて外の光が入るため、そのロケーションに感動し、”朝は絶対来よう!”と決心し、ここでメインフロアへ戻りました。

22:30、この早い時間にNina kravizが登場!来日はそこそこしているが、なかなか機会に恵まれずちゃんと見れずにいたDJの一人でした。最初から少し速めのBPMで展開し、途中トランス寄りの曲も使う攻撃的なセットにフロアは既にパンパン!そして終盤、Underworldの名曲[born slippy]が流れフロアはさらにヒートアップ!何度も聞いた超アンセムなのに、いきなり差し込まれたらやはりアガってしまう!

これでまだフェス序盤?と思うような盛り上がりの隣のフロアではMaceo Plexがミニマルなプレイを見せていて、この時間で既に凄いラインナップだなと改めてこのフェスの豪華さを実感しつつフロアを抜けました。

ライティング、ラインナップ以外にもTime Warpには素晴らしい点があります...それはアルコールの値段!ビールは約600円、イエーガ−マイスター、ウォッカのショットなどは約350円、ショットグラスは少々小さめですが、同じサイズで1000円取られた国もあるので、これはかなり安いです。正直、フェスにまで来てお金の事はあまり気にしたくは無いのですが、安く、気兼ねなく酔っ払えたのはとても素晴らしいことでした。

ただ、アルコールの種類がかなり少なかった(テキーラも無い)ので、そこは改善して欲しいところです。

フードはホットドック、ハンバーガー、ポテトやフライドチキンなどのらしいメニューが400〜800円ぐらい、種類は充実していましたが味の方はフェスの力を借りても正直美味しいとは言えないものばかりでした。ここも改善して欲しい点ですね。

その他チルアウトフロアーも用意されていて、みんな好きな場所で寝っ転がったり、座りながら仲間と楽しく休憩を取っていました。またチルアウトというだけあって、ここのバーは他とは違い、コーヒーや紅茶というリラックスできるものを提供、あとカウンターの裏にはフルーツ類が置いてあるのも見えたので、生絞りジュースを販売していたのかもしれませんが、自分は終始元気だったのでほとんど利用しませんでした。

客層は20〜30代が多く、服装としては男女ともTシャツにスニーカーという、オシャレよりも踊りに来ています!といった感じで、それがまた自分にとって好印象でした。あと、男性は黒のパンツに丈長めのTシャツという人がやたら多くて、これがこっちの今の流行りなのか?と思うほどでした。 また会場ではアジア人をほとんど見る事が無く、韓国の女性と「アジア人全然いないね」なんて会話をした位なもんで、”一人で来た日本人”というだけでみんな驚いてくれたし、フレンドリーに話しかけてもらえた事はとても嬉しかったです。

出演アーティストの話に戻しますが、ステージは、Ricard VillalobosからCarl Coxへとバトンが渡され、特にCarl Coxの人気は凄まじく「oh Yes!」的なMCも絡めながらJoseph CapriateとのB2Bがはじまると広いメインフロアーですら踊る場所がなくなってしまうほどスシ詰め状態になってしまったので、隣のSven Vathへ移動。

ストイックな音が無数のレーザーと合わさり、幻想的だけどアンダーグラウンドという独特の雰囲気をかなり満喫することが出来ました。Sven VathよりCarl Coxの方が人気だったことが個人的にすごく意外でした。

朝8時、日本だったらアフターパーティーの時間ですが、Time Warpはまだまだ全然終わらず、ヒートアップ!! フロア1ではChris LiebingからLen Fakiのハードなクロージングセット、隣のフロアでは、トリを飾るRichie Hawtinが6時間のロングセットを披露!! 他のフロアもMarco Calora、Seth Troxlerと、絶対に帰るわけにはいかないラインナップが続き、会場の人々もまだまだ元気いっぱいでした。ヨーロッパ人の体力は本当に半端ない。。

終盤のこの時間はハウスな音が欲しくなり、朝日の入るフロアー5のLaurent Garnierへ。朝のカオスとイエーガ−でベロベロのテンションの中、もういらないビールを片手にメロディー強めのハウスを聴きながら眩しいフロアで気持ちよく踊り、最後はメインのRichie Hawtinの安定した雰囲気抜群なセットで終わりを迎えました。

このTime Warp、開催は1日だけで規模も大きくはないため、一見「どうなの??」と思うかもしれませんが、オープンからラストまで約18時間もの間、ずっとヘッドライナー級のDJたちが回してるという丸2日間のフェスを凝縮したようなボリュームで、終わった後は素晴らしい満足感、達成感を味わうことができ、最高の体験でした。またオーディエンスも音楽好きでマナーも良いのでテクノ初心者にもお勧めします。

今回、ヨーロッパのフェスには初めて参加をしたわけですが、音楽、雰囲気共に、次回はDekmantel festivalあたりに行きたいですね。

最後に、私が海外のフェスに行き始めたのは、実はここ一年くらいのことで、英語も得意ではなく、日本との違いに戸惑うことも多々ありました。しかし、参加する度にそのラインナップ、豪華な演出、規模の大きさ、なにより日本ではまだまだ不遇なクラブミュージックというものに老若男女関係なく、本当に多くの人が集まり、空間を共有している事に驚かされています。

もし、海外フェスに行きたいけれど、いろんな理由で躊躇している方がいるとしたら、まずはとにかく行ってみることをおすすめします! もちろん、ある程度下調べは必要ですが、行ってしまえば案外どうにかなりますし、なにより単純に楽しいです。これからどんどんフェスのシーズンに突入していきますが、今年は世界規模で考えてはいかかでしょうか?

Photo & Text By Hideaki Sato

Edit Kana Miyazawa

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