風営法について考えるドキュメンタリー

2013.11.27 Wed TEXT:BANANA CATEGORY:column

2012年4月、大阪・老舗クラブ「NOON」が無許可で客にダンスをさせていたという理由で摘発。
「NOONを救おう」というアーティストが集結し、表現者視点からダンスを規制した風営法問題を問うドキュメンタリー
「SAVE THE CLUB NOON」が2013年11月30日(土)より、渋谷・アップリンクで公開される。

関西では2010年頃から風営法の取り締まりが強化され、約2年間でおよそ20軒ものクラブが実質的な廃業。
こうした中で2012年4月4日21時43分、大阪中崎町の老舗ナイトクラブ「NOON」が無許可で店内にダンススペースを設
け、客にダンスをさせていたという理由で摘発。「NOON」はインディーズからメジャーまで、世界中のミュージシャンが
集う大阪を代表するクラブの一つ。アンダーグラウンドな音楽シーンを支え、カルチャーの電波塔として知られた
「NOON」への感謝の想いは、ミュージシャンたちを立ち上げさせた。

2012年7月、「NOONを救おう!」という意志のもと、いとうせいこう、ILL-BOSTINO(THA BLUE HERB)、ハナレグミ、
七尾旅人、中納良恵(EGO-WRAPPIN’)など、総勢90組以上のDJやミュージシャンたち、イベンター、音響スタッフなどが
集結し4日間に渡ってイベント「SAVE THE NOON」が開催。
同作品はイベント「SAVE THE NOON」に出演したミュージシャンたちの熱いインタビューと、ライブを4日間に渡って追い
かけたドキュメンタリー。 監督は「尻舟」(2009)、「太秦ヤコペッティ」などを手がけた宮本社朗。
クラブやライブハウスを生業とするミュージシャンたちのダイレクトな声を通じ、風営法の問題点や疑問を深く知り、これか
らの未来を考えていくキッカケを作ることを目指す。

風営法って?

風営法とは「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」のこと。
ダンスホールやダンスができる場所を営業することは「風俗営業」となり、様々な条件をクリアしたうえで、都道府県の公安
委員会の営業許可が必要です。
これは法律ができた1948年(当時は風俗営業取締法)に、ダンスホールなどの場所で取引されていたとされる売買春や賭博
を取り締まる目的で施行されたものです。
60年以上前の現場を想定して作られた法律が今の音楽の現場に当てはめて適用されており、本来の意味を失っているのでは
ないでしょうか。その取り締まりの基準も恣意的ではないかという疑問の声も上がっています。

警察庁の見解

“風営法が「ナイトクラブその他設備を設けて客にダンスをさせ、かつ、客に飲食をさせる営業」に対して規制をしている趣
旨”「客にダンスをさせる」ことに加えて、「客に飲食をさせる」ことを伴うものであり、このため、享楽的雰囲気が過度に
わたり風俗上の問題等を生じさせるおそれが大きいことから、所要の規制を行い、各種弊害を防止する必要がある。
ただし、明らかに「享楽的雰囲気が過度にわたり風俗上の問題等を生じせるおそれがある」とは認められないものについて
は、規制の対象とならないものと解される(例えば、食事付きの盆踊り体験プログラム)。

HUMAN

  • She wants a man, not just a boy

  • Like rain and sun, like cold and heat