クロアチアが音楽好きを魅了する理由。Dimensions Festival レポート

2014.09.13 Sat TEXT:Ryo Otsuka CATEGORY:report

http://bnana.jp/products/dimensions-festival-croatia
BANANA DImensions Festival レポート!クロアチア行ってきました!

クロアチア、と聞いて地図上できちんと指差せる人はどの位いるだろうか?といっても、かく言う自分も紅の豚で見た程度、何となく東欧…ぐらいの認識だったのだが、2年ほど前からだいぶ事情が変わってきた。きっかけは、voltaというイタリアのシューズブランドが展開しているこちらのプロモーション映像。

自社のシューズを履いて世界中を旅する企画の中で、たまたまクロアチアも混じっていたのだ。なんとなく流して見ていると、突然現れるビーチサイドのパーティー会場、太陽を背に踊りまくる人々、「one more tune!!!」の大合唱。ここはイビサか?と見まごうような光景、初めて知る楽園のような旅先の候補に、不意に、思いっきり高揚したのを覚えている。

それからというもの、一方的に想いを募らせてきたクロアチア。フェスティバルシーンが大分定着してきた感もあり、いい加減行くしかないだろうということで、弾丸でフライトチケットを入手。今回遊びに行ってきたのは、数あるイベントの中でもラインナップの豪華さが群を抜いている「dimensions festival」だ。参加アーティストは4日間で200組、11ステージを有し、ボートパーティーは30回!日本版も開催されていることで知名度があがってきた「outlook festival」と同チームが主催する姉妹フェスで、2012年に始まり今年は3回目だ。開催地となるのはクロアチア・イストラ郡の中心都市プーラ。

日本からは長旅になるが、カタールを経由し、ザグレブでのんびりして休憩をはさみながら、バスに乗り継いでプーラへ移動。

プーラは穏やかな気候と海、手つかずの自然が有名な土地。旧市街は海に半分突き出した直径400mくらいの円形をした小都市で、服屋からドラッグストアまで店も沢山あるのでイベントに向けた買い物には事欠かない。

市街地には、あちこちでdimensionsの告知ポスターを発見。

借りていたアパートに着いてビールをあけると、既にもう十分すぎる贅沢さだが、夜からが本番だ。

タクシーで会場へ移動すると、dimensionsの看板がお出迎え。会場となるプンタ・クリスト要塞跡地(Fort Punta Christo)は、18世紀に建造された(!?)という遺跡だ。まだ発掘途中の箇所もあり、半分埋まった遺跡での開催は、日本で言うと古墳でフェスやっちゃう感じなのか…。

ちなみに、昼間はこんな感じ。まがいない遺跡なのだが、サウンドシステムが入ると

こうなる。テンションが上がらないわけがない、抜群のロケーション。

会場内を進んで行くと、まず最初に辿り着くCLEARINGステージ。ちょうどRoy Ayersが演奏中で、会場が心地よい浮遊感に包まれる。最初、アジア人がほぼいないのでややアウェイ感があったものの、世界共通なeverybody loves the sunshine~♫とmy life my life…♫の大合唱でそんな懸念は吹き飛ばされてしまった。

ステージは大小さまざまにある、かつ会場自体は比較的コンパクトにまとまっていて移動しやすいので、ふらっと気分であちこちつまめる構成だ。

Fort Arenaステージでは遺跡の壁に毎日違うグラフィックがプロジェクションされ、表情を変える。

The Voidはその名の通り、Voidのサウンドシステムを使ったステージ。低音の鳴りが圧倒的。

outlookと同じサウンドシステムを採用しているので、耳栓は是非ご用意を。ポジションによっては音圧がすごすぎて吐いてしまう人もいるのだとか。ただ、音響への力の入れ方がすさまじく、心臓が口から出そうなボリュームなのに耳障りでない、どのポジションに身を置いても心地よい設計になっているため、不快感はゼロ。ちなみに耳栓は音質を損なわずにデシベル数だけしっかり下げる、クレッシェンドのものがおすすめ。

http://crescendo.earplugstore.com/

Theo Parrishで泣きに入るもよし、その傍らでやっているpangaeaで脳みそ引っ掻き回されるもよし、と思いきや横ではJACKMASTER AND ONEMANがCAN U DANCEセットでprinceからmissy elliotまでをごった煮してフロアをぶち上げていたり…。出演者はほぼヘッドライナー級のアーティストばかりなので、どこを捨てるかにかなり迷わされるのが正直なところだ。

現地の人をあまり見ないな、と思ったらしっかりクロアチア人のクルーも発見。1995年にPBS networkで放映されていたマニアックなドキュメンタリーを流し始めて、クロアチアでこれを見るとは!と意気投合した。

スタンスでいきなりガッチリ繋がれる人は世界に、常に一定数いるなというのを再確認できるのは、はるばる東欧まで遊びに行く醍醐味の一つ。好きなもので繋がると距離、国籍問わずやはり急激なリーチで仲良くなる。

昼間もビーチパーティーで音は鳴りっぱなしなので、地中海を見渡せる浜辺でエンドレスにのんびりするもよし、ベランダでビールを飲みながらチルするもよし、うまいものを食べに行くもよし。かなり贅沢な時間を過ごせる。

ふらっと遊びに来るだけでも十二分に満足できる環境で、さらに音楽漬けになれるときたら、行かない理由は無いはず。この国は誇張無しで、冗談みたいに美しい。あなたがクロアチア行きを少しでも迷っているのであれば、迷わずフライトのチケットを取ることをお勧めする。

HUMAN

  • ※貸切バスでフェス・ツアーを企画でしたらBANANA系列のbusketをご利用ください。 https://busket.net/order

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  • She wants a man, not just a boy

  • Like rain and sun, like cold and heat