ベルグハインのバウンサー、スヴェン氏が語る。入場許可、大切にしている「摩擦」、「多様性」について

2015.07.31 Fri TEXT:BANANA CATEGORY:column

ベルリンの名門クラブBerghainのバウンサー、そして写真家であるスヴェン・マルクワルト(Sven Marquardt)が雑誌GQにて興味深いやりとりをしている。そう、ダンスミュージック、そしてベルリンを目指す人が一度は話題にするベルグハインの入場についてだ。

photo via www.christinefunkphotography.de  


彼は、「ベルグハインに入るためにネット上ではいろんな予測とか、憶測があるけど、選ばれる基準とかルールはなく、バウンサーの全くの独断だ。」と言い切る。一方で、「だが、ベルグハインではゲストを独断で選べるバウンサーは数人のみなんだ。彼らにはベルグハインがどんな場所なのかをまず理解させ、根幹にあるものを教えている。」

その根幹とは何なのか?彼は続ける。

「その根幹というのは、まずベルグハインを『安全な場所』つまり、純粋に音楽を楽しめ、時間と空間の感覚を失い楽しめる場所でなければならない。ゲイシーンから始まった数少ない『オリジナルなクラブ』として遺していかなきゃいけないだ。モデルとか、セレブとかおしゃれな人たちが集うクラブも良いけど、1時間半もいれば飽きてしまう。ベルグハインはそんかクラブなんか目指していない。目指しているのは、『摩擦』(=Friction)があり、『多種多様性』(=Diversity)があることなんだ。」

参照:GQ
http://www.gq.com/story/berghain-bouncer-sven-marquardt-interview


元々、政治的、あるいは社会的マイノリティの抑圧からの解放の場として、存在したクラブ。商業的な進化や成功が進めど、本来起こってきた能動的なムーヴメントとしてのパーティーシーンを継承しようとする気概が存在する。

関係者の中で早い人は80年代からと、25年以上もの間の社会的、政治的、経済的変化を受け入れ、そして乗り越え、守って来た。それこそがカルチャーであり、世代が変われど守り、そして継承していくものなんだ。というメッセージが入場ポリシーにも現れている。

これからもたくさんの人が遊びに行くかと思う。ぜひリスペクトを持って、そして時間と空間を忘れて、音楽とパーティーを楽しんでもらいたい。

それと、なるべく黒い服とスニーカーで行くこともお勧めする。

HUMAN

  • She wants a man, not just a boy

  • Like rain and sun, like cold and heat